再生医療ブログ
幹細胞点滴治療による再生医療が高額な理由
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幹細胞を用いた再生医療は、まだまだ一般的な治療にはなっておらず、費用も安価とはいえません。
今回は、「どうしてそんなに高額なのか?」という事についてご説明いたします。
細胞の培養にあたり、非常に高いコストがかかる
患者様から採取した組織は、厚生労働省から許可を得たCPC(細胞培養加工施設)にて培養が行われます。
万が一にも汚染された細胞を投与することは許されませんので、温度・湿度・換気回数が厳格に保たれたクリーンルームで行います。
さらに投与前にも菌による汚染が無いことを二人の検査者がダブルチェックした上で、きちんと培養された細胞の中にしっかりと幹細胞が含まれているかを医師が確認をしています。
高い安全性と細胞の品質を保つため、どうしてもコストがかかってしまうのです。
再生医療に最適なリハビリも費用に含まれている

脳卒中や脊髄損傷に対する幹細胞点滴による再生医療を行っている医療機関は他にもありますが、他の医療機関では、一般的に培養した幹細胞を点滴投与することのみを行っています。
しかし、私どもは「幹細胞による再生医療は、培養した幹細胞を点滴して終わり」では無いと考えます。
なぜかと言いますと、幹細胞点滴を行っている最中(点滴投与中)が一番神経の再生効果が高い状態ですので、幹細胞点滴治療中に最適なリハビリを行うことが最も効果的だからです。
当院では、幹細胞点滴中に自費リハビリ施設の専門リハビリスタッフに来ていただき、「反復運動療法」や「低周波治療(電気刺激療法)」「ロボットによるリハビリ」といった中から、患者様一人ひとりの症状に最適なリハビリとホームメニューを作成し、ご自宅でもリハビリを継続して行えるようにと考えております。
なぜなら前述のとおり、当院では幹細胞点滴中に最適なリハビリを行うことは当然であると考えているからです。
点滴中に行うリハビリは、こちらだけでも通常30万円以上ではありますが、再生医療とリハビリの大切さをより多くの方に知っていただけるように、当院負担で幹細胞点滴の費用のみで再生医療に合ったリハビリを受けていただくことができます。
健康保険が適応されない
現時点では、残念ながら骨髄由来幹細胞点滴に対して保険適用が認められていないため、費用が高額になっています。
なお、札幌医大において限定的に保険適用が認められている急性期脊髄損傷患者さんに対して使用できる「ステミラック注」(自己骨髄由来幹細胞による点滴治療薬)は、1回の薬価が1495万7755円となっており、保険適用があるとはいえ、自己負担はその1~3割(約150~450万円ほど)となっています。
※高額医療に関する制度などもありますので、実際の自己負担額は異なる場合があります。また、10万円を超える治療費で200万円まではその年の医療費控除の対象となります。詳しくは税務署などでのご確認をお願い致します。
この施術ページの監修医師

貴宝院 永稔(きほういん ながとし)
医療法人慶春会 福永記念診療所 部長
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役
学歴・職歴
- 平成15年3月
- 大阪医科大学卒業
- 平成15年5月
- 大阪医科大学附属病院にて初期研修
- 平成17年4月
- 大阪医科大学附属病院にて初期研修 修了
- 平成17年5月
- 大阪医科大学(リハビリテーション科)レジデント就任
- 平成19年3月
- 大阪医科大学(リハビリテーション科) 退職
- 平成19年4月
- 大阪医科大学大学院医学研究科(リハビリテーション科)入学
- 平成21年4月
- 医療法人伯鳳会 はくほう会セントラル病院 入職
- 平成23年3月
- 大阪医科大学大学院医学研究科卒業
- 平成30年2月
- 福永記念診療所 部長に就任





